レノボ・ジャパンは9日、2008年北京オリンピックのスポンサーであるレノボが、Googleを通じて世界中から聖火ランナーを選出するキャンペーン・プログラムを開始すると発表した。9月末までに20人を選出し、最終的に3人を聖火ランナーに指名する。本プログラムを通じて、世界中のもっとも革新的な"New Thinker"(新しい発想で行動する人)を発掘するという。

今回発表された聖火ランナープログラムはGoogleの支援を受けて実行される。応募者は、来週から設置されるGoogleのプロモーション・リンクを使ったプロモーション特別サイトを通じて、聖火ランナー検索への登録を行う。その後、9月末までに登録者の中から20人の候補者が選出され、さらに候補者はYouTubeを通じて「オリンピックの理念と新発想を表現」する紹介ビデオを提出。紹介ビデオをもとに投票が行われ、10月中には上位3名が聖火ランナーに指名される予定だ。

レノボのCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)を務める副社長のDeepak Advani氏は、Googleの技術などを利用した本プログラムを革新的なアプローチとし、「"New Thinker"は我々の創意工夫への情熱の代表者であり、起業家精神の体現者となる」とコメントしている。

"New Thinker"の基準は以下のとおり。

  • Motivator 目標を達成し、障害を克服するためにコミュニティを奮起させる人物
  • Provocative 困難な試みを遂行する際に、旧来の限界にとらわれない積極的な人物
  • Imaginative 国や文化の枠を越えて、独創的な発想をする人物
  • Individualistic 自分の考えや行動において、独立性を発揮する人物
  • Explorer 行動や目的達成のために、新しい方法を探求する人物

聖火は、2008年3月にギリシャのオリンピアで採火され、5大陸22都市と中国本土内の100以上の都市を経由して北京に到着する予定。また、レノボは、今後数週間の間に、数カ国で独自の聖火ランナー選出プログラムを立ち上げるという。