六本木ヒルズのウエストウォーク3F「六本木ヒルズ アートアンドデザインストア」において、1日より31日までDVD『カミロボファイト 魔王VSブルーキラー』の発売を記念した、カミロボの展覧会が開催されている。開店時間は10時から22時で、入場料は無料。

カミロボがずらりとならぶ。上部のポスターは、カミロボのマスクやコスチュームに身を包んだ、実写のカミロボファイターたち

会場前では、2メートル以上ある巨大カミロボ・バードマンがお出迎え。カミロボのなかでも、随一の人気を誇る。もちろん素材は紙

厚紙やボール紙を使って作られる15cm程度のロボット"カミロボ"を両手に持ち、リングの上でプロレスのように自分で戦わせるのがカミロボファイト。造型師として活躍する生みの親である安居智博氏は、小学生時代から現在までの30年近くの間に、200体以上のカミロボを生み出している。今年の7月26日から29日までアメリカで行われた「コミックコンベンション2007」では、安居氏自らがカミロボファイトを披露し、来場者より大きな歓声を受けた。

1日に発売されたのがDVD『カミロボファイト 魔王VSブルーキラー』。昨年の11月25日、26日に表参道ヒルズにて行われた、カミロボの魔王とブルーキラーの戦いが収められている。また、俳優の田中要次など多彩なゲストが出演したイメージ予告編や新崎人生ら、みちのくプロレスのメンバーによって行われたプロレスの模様なども完全収録。映像特典として、イベント出演者などを迎えてのスペシャルトークのほか、安居氏自らがカミロボの作り方を伝授してくれる映像なども収録している。購入特典として、「かんたんカミロボ」バードマンのペーパーキットが付属し、価格は2,940円。

「魔王VSブルーキラー」戦が収められた、DVDのパッケージ。その前に立つのは、購入特典の「かんたんカミロボ」バードマン

カミロボファイトで使用するリングに飾られたカミロボも。左手前よりフジヤマ、シャークホーク。左上より、バードマン、ザ・オーレ。そして、観客席のなかで解説をしているのがミスターマイク

発売されたDVDで、主役のひとりがこの魔王。紙のバサ付きや折れ曲がりが、これまでの熱い戦いの日々を思い起こさせる

「青殺」という居酒屋を経営している設定のブルーキラー。精巧に作られた居酒屋ミニチュアのカウンター内に展示

会場では、カミロボのなかでも人気のバードマンや魔王などはもちろん、安居氏が生み出したカミロボを50体以上展示。カミロボは壊れると捨ててしまうのではなく修復するのが基本なので、どのカミロボを見てもこれまでの熱いバトルを感じさせてくれる。また会場では、安居氏がデザインしたマスクとコスチュームを着用した、カミロボファイターたちのポスターを多数展示。それらは「魔王VSブルーキラー」戦のイベントで実際に使われたもので、中身が本物のプロレスラーなだけに、迫力は十分。

会場ではカミロボはもちろんのこと、様々な関連グッズを販売。売り場での一番人気は「カミロボ クイックイットモデル」。カミロボファイトでのアクションや、ポージングの再現が可能で、価格は1,200円となっている。そのほか実際にかぶることが可能なカミロボのマスクも発売中で、ブルーキラーマスクが4,900円、バードマンマスクが5,900円。カミロボたちの勇姿を眺めたり、グッズを手に取ったりと、気軽にカミロボの世界に触れることのできるイベントとなっている。

ポーズなど自由自在の「カミロボ クイックイットモデル」。画像は左がカミロボケンザン、右がシャークホーク。材質はプラスチック素材。技の決まった瞬間などを再現できる

左がブルーキラーマスク、右がバードマンマスク。プロレスが盛んで覆面レスラーも多いメキシコ製

カミロボは、カードゲームとなっても大暴れ。カウンターで技を切り返したり、カウント2でフォールを返したりと、プロレスの面白さが詰め込まれた本格的な内容。価格は5,040円