6月に来日したビリー・ブランクス

ヤフーバリューインサイトは7日、同社が提供する生活者情報マーケティングデータサービス「C-NEWS」において、「ビリーズブートキャンプ」に関する市場調査結果を発表した。回答者の認知度は非常に高く、全体では85%、20代女性においては100%が何らかのかたちで見聞きしたことがあるという。

アンケートは、7月27日から28日の期間中に、ヤフー・バリュー・インサイトのアンケートパネルにおいて、20歳~59歳のインターネットユーザーを対象に実施された。回答者は400人(男性50%、女性50%)

短期集中型エクササイズとして知られるビリーズブートキャンプであるが、その認知率は、男性が79%、女性が92%だった。特に若い層の認知率が高い傾向にあり、20代の女性においては100%、30代女性では94%となっている。

ビリーズブートキャンプの認知率と利用経験率

認知度は男女ともに非常に高いが、利用経験があるのは全体の15%にとどまった。このうち20代男性の利用経験者が最も多く22%、継いで30代男性が20%、20代と40代の女性はともに18%となった。また、始めたきっかけは「テレビで話題になっていたから」(専業主婦、20代女性)や、「友人にすすめられたから」(無職、40代女性)など、周囲のブームに乗ったという声が多かった。

また、経験者の48%がダイエット効果を実感しており、そのうちの55%の利用者に継続意向があるという。この理由には、「嫁さんが続ける限り負けられない」(会社員、40代)や、「つらいけど、運動不足を解消するにはうってつけだと思う」(会社員、30代男性)という声があがった。

ビリーズブートキャンプ利用後の効果は? 今後の継続意向は?

世の中には様々なダイエット方法があるが、最近2~3年の間に行ったダイエットは「食事制限(量・回数・カロリーなど)をする」が70%でトップ。

一方、ダイエットに対する満足度は「ジムなどには通わず、自宅や公園、道路などで運動する」(54%)がトップ、「ジムやスクール、レッスンなどに通って運動する」(51%)が2位となるなど運動が上位に並び、食事制限によるダイエットの満足度は41%で3位だった。

また、ダイエットは「効果があること」(48%)、「自由な時間にできること」(45%)のほか、「楽しみながらできること」(29%)が重要なポイントとして挙げられている。

最近試したダイエット方法と満足度 ダイエットをする際に重視すること

ビリーズブートキャンプは、米軍における新人向け基礎訓練である「ブートキャンプ」をベースに、米国のビリー・ブランクスが考案したダイエットプログラム。ヤフーバリューインサイトでは、「話題性の高さやプログラムの新しさから楽しく運動ができ、さらに自宅で気楽にできるという自由度をあわせ持った商品でもある。このような特徴が生活者の求めるダイエット方法ともマッチしていたため、ヒット商品になったと考えられるだろう」と分析している。