日本ビクターは、デジタルオーディオプレーヤー「alneo」シリーズの新モデル「XA-S208」(2GBモデル)「XA-S108」(1GBモデル)を発表した。10月下旬の発売で、価格はオープン。推定市場価格はXA-S208が1万9,000円前後で、XA-S108が1万5,000円前後。また、同時にメモリーコンポ「UX-GM70」「UX-GM50」「RD-M1」も発表した。こちらはUX-GM70が10月下旬発売で他は9月下旬予定。いずれもオープンプライスで、推定市場価格はUX-GM70が5万円前後、UX-GM50が4万円前後、RD-M1が3万5,000円前後。
XA-S208/108は、XA-F112/52に続く、エントリーユーザー向けのデジタルオーディオプレーヤー。XA-F112/52からの変更点は、電源が単4電池×1から内蔵のリチウムイオンバッテリーに変更された点と、ダイレクトエンコード時のレベルメーターが、ピーク表示からレベル表示に変越された点。これにより、小音量のソースから録音を行う際でも、レベルの調整が楽になるとのことだ。XA-S208/108はあくまでもエントリーモデルなので、K2テクノロジー/CCコンバーターなどの高音質回路は搭載されていない。対応しているファイル形式はWMA/MP3。AACやPCMへの対応はない。
UX-GM70/50は、1GBのメモリーを内蔵したメモリーコンポ。CDなどからメモリーに録音が可能。録音形式はMP3/WMAで、録音の品質はMP3の場合、HQ(192kbps)/SP(128kbps)/LP(64kbps)、WMAの場合、HQ(128kbps)/SP(96kbps)/LP(64kbps)から選択できる。USBポートも装備しており、マスストレージクラスに対応したデバイスを接続可能。フロントにSDメモリーカードスロットを装備しており、2GBまでのSDメモリーカードを増設できる。実用最大出力は20W×2。
UX-GM70とUX-GM50との差は、UX-GM70が、CD/MD/メモリーレシーバーとスピーカーの組み合わせであるのに対して、UX-MG50のほうはMDレスとなっている点。また、スピーカも使用しているユニットは、どちらも11cmウーファー+4cmツイーターの組み合わせだが、エンクロージャーがUX-MG70では140(W)×241(H)×203.5(D)mmで、UX-GM50の135(W)×200.5(H)×217(D)mmよりも大型化されている。
UX-GM70/50の最大の特徴となっているのが、携帯電話との連携。UX-GM70/50で録音した音楽は、DoCoMoの904/903/704/703シリーズのWMAに対応した携帯電話にそのまま転送できる(もちろんalneoシリーズへも転送できる)。また、携帯電話は、曲目情報の取得にも利用可能。Gracenoteにアクセスして曲目情報を取得できる「Magic Sync」をメモリーコンポとしては初めて採用。なお曲目情報取得に利用できるのは3G携帯のみ。
また、メモリーコンポならではの機能として、最大2分前からさかのぼっての録音が可能な「スナップショット」機能を装備。放送されている音楽を聞いている途中で録音を開始するといった用途に利用できる。この機能は、ラジオからの録音だけでなく、外部入力からの録音にも対応する。
RD-M1は、UX-MG50とほぼ同じ機能を備えたラジカセスタイルのスピーカー一体型システム。ただし、こちらにはSDメモリーカードスロットは装備していない。変わった機能として、聞く人の位置に合わせて音像を移動できる「サウンドシューター」が装備されている。
なお、同社では、XA-S208/108、UX-GM70/50、RD-M1のイメージキャラクターとして「リア・ディゾン」さんを引き続き起用。新製品の発表会にも登場した。