Autodeskは6日(米国時間)、ゲーム開発者向け3Dモデリング/レンダリングソフトの最新版「Autodesk 3ds Max 2008」を発表した。対応プラットフォームはWindows XP Professional SP2/Vista、32ビット版と64ビット版の両方に対応する。動作にはInternet Explorer 6以降のほか、DirectX 9.0c以降が必要。製品(英語版)の出荷は、2007年10月が予定されている。
3ds Max 2008は、2006年8月にリリースされた3ds Max 9の後継バージョン。新しいビューポート技術の導入と最適化を進めた結果、大規模かつ複雑なシーンの表示と操作性が改善された。新機能「Scene Explorer」も投入、シーンデータの階層表示や迅速な分析が可能になった。指定したフレームレートに合わせシーンを簡易表示し、応答性を向上させるシステム「Adaptive Degradation」も新たに採用されている。
ほかにも、レビューツールおよびレンダリングシステムmental rayの改良、自動処理用のスクリプト言語実行環境MAXScript ProEditorの追加、DWGファイルインポート機能の高速化など、多くの点で機能強化が図られている。