マツダは、7月5日に発売した新型「デミオ」の累計受注台数が、発売後1ヵ月(8月5日時点)で月間計画販売台数の3倍となる15,000台に達したことを発表した。スタイリッシュな外観、高い燃費性能や経済性などが評価され、好調な売れ行きを見せているという。
新型デミオのラインナップは、法人仕様車を別にすると、1.5L(リッター)エンジンの「SPORT」と快適性重視の「15C」、1.3Lではスポーティな「13S」、CVT(無段階変速機)の「13C-V」、ベーシックモデルの「13C」という5モデルが用意されている。このうち人気の高いのは量販グレードの「13C」と燃費のよい「13C-V」。この2モデルで全体の約6割を占める。スポーティモデルの「SPORT」についても、計画の2倍以上の受注を獲得しているという。また、「SPORT」「15C」「13C-V」にはマツダ初採用(OEM供給車を除く)のCVTが用意されるが、CVT車の合計が受注の過半数を占めている。
ボディカラーについては、「サンライトシルバーメタリック」(銀色)、「メトロポリタングレーマイカ」(黒に近い銀色)、「アイシーブルーメタリック」(薄い青色の入った銀)の順で人気が高い。テーマカラーの「スピリティッドグリーンメタリック」(緑色)は上位5色に入っているという。このクラスでも無彩色系のメタリックカラーが上位を占めているのが興味深い。
デミオの購入顧客層は、20~30歳代の独身層や既婚女性を中心に、広い層から受注している。メーカーオプションでは、アレルギー症状の原因を抑制する「アレルバスター」フィルターを採用したフルオートエアコンが高い装着率となっている。
また、新型デミオのウェブサイトへのアクセスも非常に多く、1ヶ月で1,300万件を超えたという。ちなみにマツダの各車種サイトの1ヵ月平均アクセス数は約10万件という。