クーラーマスターは、ATX/Extend-ATXケース「COSMOS」を発表した。発売は8月10日で、価格はオープンプライス。店頭価格は33,000前後の見込み。

密閉率を高めたケース「COSMOS」

COSMOSは、密閉率を高くすることで静音を実現したケースとされる。軽く丸みをおびた筐体が特徴だ。高い密閉率により音漏れを防止、内圧を上げることで独自のエアフローを実現した。

吸気を行うボトム部にはスライド式の防塵フィルター

吸気ファンは12cmファン(静音タイプ)をボトムに1基(着脱可能)のみ。排気ファンは上部に2基、背面に1基、それぞれ12cmファンを搭載し吸気よりも排気を重視したシステムだ。そのほか冷却関連では、VGA Windと呼ばれるグラフィックスカードを冷却するための仕組みや、オプションでHDD冷却用の12cmファンの取り付けも可能だ。

COSMOSの内部構造

また、側面パネル内部には凹凸のある特殊吸音シートを装備、本体側にゴムラバーを装備しでエア漏れを防止する。背面には水冷システム導入用のホースガイドホールも用意されている。マザーボードベース部とドライブベイ部に段差を設け、ケーブルをドライブベイの裏面で完結させることで、エアフローを妨げない構造も採用している。

側面パネルには吸音シートを装着済み

材質はケース本体が鉄、ベゼル(3mm)や側面パネル(1.5mm)等の外装がアルミ。拡張ベイは5インチが5基(うち1基は3.5インチマウンタ付き)、3.5インチシャドウが6基。6基のシャドウベイは、取っ手付きのラックタイプで防振ゴムプッシュを装備し、ハンドスクリューのみで着脱が可能。10,000rpmのHDD×6基を搭載しての稼働実験をクリアしている。また、電源/リセットスイッチはトップに配置されており、そのほかUSB2.0×4、IEEE1394、オーディオ入出力、eSATA等のインタフェースも装備する。電源はオプション。きょう体サイズは266(W)×598(H)×628(D)mm。質量は16.9kg。