秋葉原で4日、打ち水により気温を下げようという環境イベント「うち水っ娘大集合!」が開催された。当日は秋葉原らしく、メイドさんやコスプレイヤーなどが打ち水に参加。さて、効果はあったのか?
地球温暖化対策の啓発として、2004年から開催されているイベント。4年目となる今年は、秋葉原の20を超える協力店舗からメイドさんがボランティア参加し(主催者発表によると総勢約60名)、駅前広場で一斉に打ち水を行った。
古くからの日本の風習である打ち水は、電気を使わずに気温を下げることができる、非常にエコで効果的な方法である。水が蒸発するときの気化熱により、必ず地面からは熱が奪われるというわけで、一説によると気温を2℃前後下げる効果があるとか。ヒートアイランド対策としても効果が見直されており、最近では「打ち水大作戦」という試みも行われている。
昼過ぎから開始された打ち水は断続的に30分間ほど実施。会場に据え付けられた温度計により、随時気温が計測されていたのだが、今回、残念ながら数字的に明確な効果は現れなかった。
しかし、実際に現場に立っていると、明らかに「涼しさ」は体感できたので、「効果がない」ということではないだろう。この日は風が強く、打ち水をやっていない側から熱風が吹き込んだりしていたので、気温が高いままだったのはそのせいかもしれない。実際、風向きによっては、数字は2℃くらいすぐに変化していた。
駅前での一斉打ち水の後は、「うち水っ娘を探せ!」と題して、秋葉原内の協力6店舗の店頭でも、それぞれ打ち水が行われた。