VMwareは6日(米国時間)、Intel製CPUを搭載したMacintoshシリーズ向け仮想化ソフト「VMware Fusion 1.0」(Build: 51348)を正式にリリース、販売を開始した。同社オンラインショップで販売されるダウンロード版の価格は79.99米ドル、12月31日までに購入した場合には20米ドルがキャッシュバックされる。
VMware Fusion 1.0は、MacBookやMac Proなど、いわゆる"Intel Mac"を対象とした仮想化ソフト。フルサポートされるOSは60種以上、32ビット版のWindowsやLinuxのほか、Intel Core 2 DuoまたはXeonを搭載したMacintoshであれば、Windows Vista Ultimate / 64bitなどの64ビットCPUに対応したOSをゲストOSとして利用できる。VMware Workstation 6.0やVMware ACE 2.0など同社製仮想化ソフトとの互換性も備え、ゲストOSがインストールされたディスクイメージをVMware Fusion 1.0で動作させることも可能。
Windows VistaやXPなど対象システムは限られるが、WindowsとMac OS Xの親和性を高める機能「Unity」も提供される。Unityの働きにより、Windowsアプリケーションをドックに格納したり、Finderからファイルをドラッグ & ドロップしたり、Mac OS Xネイティブのアプリケーションとの違和感ない運用が可能になる。
ハードウェアは、USB 2.0ハイスピード対応の周辺機器の多くが動作可能としている。DirectXはバージョン8.1をサポート、3Dグラフィックス機能も提供される。