米NVIDIAは31日(現地時間)、ゲーム開発者向けソフトウェアツールの最新版として、「FX Composer 2」と「PerfKit 5」を発表した。同社の開発者向けサイトからダウンロードすることが可能。ゲームの開発・最適化に要する時間とコストを削減することができるという。
「FX Composer 2」は、シェーダ作成のための統合開発環境。DirectX 9とOpenGLをサポートしており、HLSL、COLLADA FX Cg、CgFXなどのシェーディング言語に対応。ウィザードやテンプレート、シェーダ・ライブラリ、コードエディタ、テクスチャビューワなどを使いながら、インタラクティブにシェーダを開発することができる。新バージョンには、パフォーマンス解析ツール「ShaderPerf 2.0」も統合されている。
「PerfKit 5」はパフォーマンス・ツールキットで、初めてDirectX 10、Windows Vistaに対応した。中核となる「PerfHUD 5」は、リアルタイムのデバッグ機能やプロファイル機能を搭載しており、開発者はパフォーマンス上のボトルネックを容易に見つけ出すことができる。新バージョンは、GeForce 8シリーズに対応。すでに「Unreal Tournament 3」などのゲーム開発において使用された実績があるという。
両ツールとも、来週米国で開催される「SIGGRAPH 2007」にてデモが行われる予定。