3人の作家によるオリジナル脚本3作品を、男女2人×3組が演じる舞台『Love30 vol.2』がPARCO劇場ほかにて8月15日から上演される。

『Love30 vol.2』は、昨年の秋に上演され、水野美紀、片桐仁、生瀬勝久らの出演で話題を呼んだラブストーリーの舞台『Love30』の第2弾。キャストは、純名りさ×内田滋、鈴木砂羽×尾美としのり、小西美帆×羽場裕一で、前作と同じくラブストーリー3作品が各話30分で展開される。今回は、男女の心の弱い部分、ダークな部分が垣間見えるようなシニカルな作品に仕上がっているという。演出は、前回に引き続き、『ディア・ライアー』(1998年)で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した宮田慶子が務める。

作品紹介

『北向きの女』

出演・純名りさ、内田滋 / 作・青木豪

とあるマンションの一室。不動産会社に勤める男は、元同僚で先輩の女に、この部屋を売り込もうと必死だった。ところが、女に細かいところを突っ込まれて、男はしどろもどろになってしまう。そして、思い出話をしているうちに変な方向に話が曲がっていき……。

『アルゼンチンにて』

出演・鈴木砂羽、尾美としのり / 作・赤堀雅秋

高校の二次会が行われたカラオケボックスの一室。何故か最後に残った女と男。実はこの2人は、一時は結婚まで考えた仲だった。別れて数年が経ち、ひょんなことから、この同窓会で顔を合わせたのだった。歌わないカラオケボックスの個室には、沈黙の時間が流れる。そんなときに男が取り出した一枚の写真とは……。

『箪笥の行方』

出演・小西美帆、羽場裕一 / 作・田村孝裕

引っ越しの荷物が散らばっているアパートの一室。この部屋で男と女は3年間一緒に暮らしていたが、今日限りで同棲を解消するようだ。それぞれ、引っ越すために、荷物の仕分けも済んだようだが、何の変哲もない箪笥を巡る口論が始まり、いつまで経っても結論が出ない。お互いに何故相手がそんなに箪笥にこだわるのかを探ろうとするが……。

公演スケジュール、チケット購入方法は、こちらを参照。