ソフトイーサは、開発中のSSL-VPNソフト「PacketiX Desktop VPN」のBeta 2を無償公開したと発表した。

PacketiX Desktop VPNは、同社が開発する安全なデスクトップへのリモートアクセスに特化したソフトウェア。同ソフトはサーバ側とクライアント側の2つのソフトウェアから構成される。遠隔操作を受けるマシンにはサーバソフトをインストールし、パスワードを設定する。遠隔から操作するマシンにはクライアントソフトをインストールすることによって、サーバ側のマシンを操作できるようになる。

例えば、自宅のパソコンに同ソフトのサーバをインストールしておけば、本来自宅のパソコンの前にいないと行えないテレビ録画などを、会社のパソコンから簡単に自宅のマシンにアクセスして行える。

インストーラーはサーバ側とクライアント側のどちらをインストールするかを聞いてくる

サーバ側のインストールにはパスワードの設定(任意)が求められる。

パスワードの設定を行うと「安全」と認定

インストール後のサーバソフト側の設定画面。黒く塗りつぶしているところにクライアントマシンから接続するためのIDを付けておく

クライアントの起動画面。サーバ側で付けたIDでアクセスすると接続できる。

サーバソフトのセキュリティ設定画面

Beta 2の改善点と新たに搭載された機能としては、CPUやメモリの使用率を下げてパフォーマンスの向上を図った点、海外出張先でも使えるようUnicodeへの完全対応により日本語以外に英語・中国語・韓国語・ラテン語・アラビア語・タイ語・トルコ語・ベトナム語・ヘブライ語などの言語環境のWindowsに対応した点、VPNプロトコルの最適化、動作ログの保存機能の追加などがあげられる。

対応OSは、Windows 98/Me/NT4.0/2000/XP/Server 2003/Vista。