Appleは26日(米国時間)、Mac OS Xの次期バージョン「Mac OS X 10.5(Leopard)」の開発者向けキット「Leopard早期スタートキット」の提供を開始した。キットにはLeopardの最新ベータ版が同梱されるほか、Appleが開発者を支援する目的で運営するApple Developer Connection(ADC)の有償会員としての権利が含まれる。
Leopard早期スタートキットは、3,499米ドルの「プレミア」と、499米ドルの「セレクト」の2種類。どちらにもLeopardの最新ベータ版(クライアント/サーバの2種類)と、開発環境のXcode 3.0の最新版を利用する権利が含まれるほか、WWDC 2007で撮影されたLeopard関連の映像リソースや、各種ドキュメントやサンプルソースコードが収録される。
ADCには「プレミア」と「セレクト」、「オンライン」という3種類のメンバーシップが用意されている。プレミア / セレクトメンバーには、Mac OS Xのメジャーリリース時に最新版が無償配布されるほか、互換性テスト用に正式リリース前のApple製ソフトウェアを入手する権利や、Macintoshハードウェア購入時に割引を受ける権利がプレミアには10台分、セレクトには1台分付与されるなど、さまざまな特典が用意されている。オンラインメンバーは無料で利用でき、ADCのWebサイトから開発ツールをダウンロードすることが可能になるが、OSの提供などの特典はない。