三菱電機は、炭炊きIH炊飯ジャー炊飯器「本炭釜」シリーズの新モデル「NJ-WS10A」(1.0L炊き)、「NJ-WS15A」(1.5L炊き)を発表した。発売はNJ-WS10Aが9月21日、NJ-WS15Aが10月21日。価格は、NJ-WS10Aが11万5,500円、NJ-WS15Aが13万6,500円。
本炭釜シリーズは、純度99.9%の炭素原料から、職人による削り出し加工によって作られた内釜を搭載するハイエンドIH炊飯ジャー。一般的な金属を使用したIH炊飯器では、金属の外表面で発熱が起こるのに対し、本炭釜では、釜全体が発熱することで、米に均一に熱を伝えることが可能。高価格にもかかわらず、昨年モデルでは2万台以上出荷されたという。
新モデルでは、内釜だけでなく、内蓋にも炭をコーティングし、「炭コート遠赤放熱板」としている。炭コート遠赤放熱板の採用により、上からも遠赤外線が放射され、より美味しく米を炊き上げることが可能になった。炊飯時の内蓋からの遠赤外線放出量は、従来モデルに比べて約12%アップしている。
また、同社のアンケートによると、本炭釜シリーズのユーザー層が、通常の炊飯器では18.3%であった50歳以上の割合が高く、過半数を越える54.2%を占めるという結果が出ている。そのため、より健康を意識した機能として、新たに「健康玄米」モードを搭載。健康玄米モードでは、血糖値の上昇を抑える働きがあるといわれているアミノ酸「GABA」を増加させ、さらに、過熱によるビタミンB1やイノシトールなどの損失を減らすことが可能だ。
新モデルでは、従来の1.0L炊きに加えて、1.5L炊きモデルもラインナップ。また、カラーも変更されており、1Lモデルでは、「漆黒(しっこく)」「金麗(きんれい)」「漆紅(しっこう)」の3色となった。1.5Lモデルは、「漆黒」「金麗」の2色。