LITBoxとは?

LITBoxはAjax(非同期通信処理)を利用してWebページをページ内に表示するライブラリです。LITBoxはページ内に独自のウィンドウを生成し、その中にコンテンツを表示します。また、アラートダイアログや確認ダイアログもサポートしているので、自分のWebサイトやブログなどに来てくれているユーザー達に、少々地味なJavaScriptデフォルトのアラートダイアログを使っている場合などには効果的かもしれません。

LITBoxはライブラリにprototype.jsとscript.aculo.usを使用しています。prototype.jsはバージョン1.5.0以降に対応しています。LITBoxはこのURLにあるページからダウンロードすることができます。

LITBoxのオフィシャルサイト

Here is the source.の部分をクリックするとダウンロードされる

ページのOption Parametersのカテゴリの下にある「Here is the source.」と書かれた文字をクリックするとダウンロードが行われます。ダウンロードしたファイルはgzip、tar形式になっているので、これに対応した解凍ソフトを使って解凍します。解凍すると以下のファイル構成になります。

解凍後の展開図

ここで必要になるファイルはREADMEファイル以外全てのファイルです。LITBoxを利用する際には、css、 images、 jsフォルダをまるごとコピーしないと画像が表示されなかったり表示がおかしくなります(*1)。また、Safari 2などでファイルが不足していて構成エラーが発生する場合にはscript.aculo.usライブラリのファイルからbuilder.js、control.js、slider.jsの3つをコピーして同じフォルダ内に入れておきます。また、ウィンドウをドラッグできることを示すアイコンを作成しファイル名handle.gifで保存します。

LITBoxで表示できるページは同一ドメイン上のファイルに限定されます。これは、非同期通信を処理するオブジェクトのセキュリティの都合によるものです。他のサイトのページを表示する場合には他のライブラリを使用するか、インラインフレームを利用するようにしてください(*2)。

*1 LITBoxをIEで使用する場合には、なるべくHTML標準モードかXHTMLを使用するようにしてください。HTML 4.01互換モードでも動作しますが、ウィンドウのタイトルバーが若干短くなったりする不具合が発生します。
*2 他のサイトのページをウィンドウ内に表示できるライブラリとしてはPrototype Window Classがあります。LITBox同様にprototype.js、script.aculo.usライブラリを利用しています。