パナソニックは、35mm判換算で焦点距離28~504mmの光学18倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ18」を8月25日より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は5万5,000円前後。ボディカラーは、シルバーとブラックの2色が用意される。
同時発表された薄型コンパクトモデル「LUMIX DMC-FX33/FX55」と同じく、顔認識やマクロ、風景、夜景&人物などのシーンをカメラが自動判別し、露出や手ブレ補正、ISO感度などをカメラが自動設定する「おまかせiA(インテリジェントオート)モード」が搭載され、シーンモードを気にすることなく簡単にきれいな撮影が可能としている。顔認識機能では、最大15人までの顔を同時認識できる。
FZ18では、FZシリーズとして初めて広角28mmに対応した。レンズはライカカメラと共同で開発した「ライカ DC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)」で、ED(異常低分散)レンズを2枚採用することなどで、歪曲・解像度・ゴースト・フレアなどにおいて高いレンズレンズ性能を確保したという。焦点距離は35mm判換算で28~504mmとなる光学18倍ズーム(F2.8~4.2)を搭載しながら、本体サイズはFZ8と同様のコンパクトさに収めている。またFZシリーズとしては初めて広角28mm相当を採用した。
マクロ(近接撮影)は広角端で最短1cmまでの近接撮影が可能。望遠端でも1mまでの接写が可能な「テレマクロモード」を搭載した。また、独立したマクロボタンを採用している。
撮像素子は有効画素数810万画素の1/2.5型CCD。液晶モニターは20.7万画素2.5型を搭載する。ビューファインダーは18.8万画素。オートパワーLCD機能を搭載し、撮影時の周囲の明るさに合わせ、自動で液晶の輝度を調節する。FX33/FX55同様、手ブレ補正機構や顔認識機能を含めた「おまかせiAモード」を搭載する。
FZ18独自の機能としてはフルマニュアル操作、「アドバンスシーンモード」などがある。フルマニュアル操作は、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出が可能。「アドバンスシーンモード」は使用頻度の高いシーンモード「人物」「風景」「スポーツ」「夜景&人物」に対し、それぞれのシーンモード内でさらに詳細な設定が可能になった。
AF(オートフォーカス)の測距点は全11点。AFモードは「顔認識/マルチ/3点高速/1点高速/1点/スポット」があり、「1点/1点高速」では11点の中から任意の1点、「マルチ」では6通りの組み合わせから選択できる。「高速1点/高速3点」は、AF情報を処理する周波数を高速化し、スピーディーなピント合わせが可能としている。ホワイトバランスは、従来同様。アンバー←→ブルーとグリーン←→マゼンタの補正ができる。