パナソニックは、顔認識やマクロ、風景などのシーンモードを自動的に切り替える「おまかせiAモード」を搭載した手ブレ補正搭載820万画素コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FX33/FX55」を8月25日より発売する。価格はともにオープンで、推定市場価格は、液晶モニターが2.5型で厚さ22mmのFX33が4万3,000円前後、液晶モニターが3型で厚さ22.8mmのFX55が4万5,000円前後。ボディカラーはFX33はプレシャスシルバー、カクテルピンク、ショコラブラウン、コスモブルー、シェルホワイトの計5色、FX55がプレシャスシルバー、カクテルピンク、エクストラブラックの計3色が用意される。
DMC-FX33のカラーバリエーション。左上からプレシャスシルバー、カクテルピンク、コスモブルー、シェルホワイト、ショコラブラウン |
DMC-FX55のカラーバリエーション。左からプレシャスシルバー、エクストラブラック、カクテルピンク |
ともに、誰にでも簡単にシーンに合わせてきれいな写真が撮れるという「おまかせiA(インテリジェントオート)」モードを追加したのが特徴。顔認識や、風景、夜景、接写、動き認識、夜景ポートレートなどはこれまでシーンモードを設定しなければいけなかったが、シーンが細分化された結果「どのシーンモードを選べばいいかわからない」「設定したシーンモードを元に戻し忘れる」といったユーザーからの意見が多くなったという。そこで、完全自動の「おまかせiAモード」に設定しておくだけでカメラがシーンを自動的に判断、最適なシーンモードが自動選択する機能が追加された。
パナソニックとしては初めて顔認識機能も追加され、最大15人までの顔を認識、人物が中央になくても自動的に人物にピントを合わせるほか、顔にあわせて露出やISO感度を設定、逆光時には日中シンクロ撮影にも対応する。夜景や夜景ポートレート撮影時に、三脚を使用しているなど、カメラのブレが検出されない場合には自動的に感度を下げてノイズを低減する機能も持つ。なお、カメラが顔を認識すると顔の上に枠が表示され、顔の位置が動いても自動追従する。 新機能として、「タイトル編集」機能を備え、好きなタイトルを写真に入力可能で、タイトルや日付を写真に書き込み「文字焼き込み」機能も備える。
FX33独自の機能として、マニュアルシーンモードには「水中」モードが追加されているほか、写真再生時に人物や風景、夜景、イベントをカメラが自動判断して、該当カテゴリーの写真のみのスライドショーを行う「カテゴリー再生機能」も搭載される。
会場をバックに撮影した画像。自動的に夜景&人物モードに切り替わり、背景も写し込む(会場のスクリーンに映し出されたものを撮影) |
こちらは従来機の「かんたんモード」で撮影したもの。背景が黒くなってしまって見えていない(会場のスクリーンに映し出されたものを撮影) |
主な仕様は共通で、CCDは1/2.5型810万画素。レンズは35mm判換算28-100mmの光学3.5倍ズームだが、撮影解像度を落としてCCDの中央部のみで撮影を行うEXズームでは最大5.7倍相当。撮影感度は、オート/ISO 100/200/400/800/1600で、高感度モード時はISO 6400まで増感できる。シャッタータイムラグは0.006秒、連写は通常時は秒3コマ、記録画素数を200/250万画素時に7コマ/秒で最大100コマまで連写できる。
DMC-FX55背面。液晶モニターは3型23万画素。液晶が大きい分持ち手は小さく、操作部も小型化されている |
上面はFX33とほぼおなじ。液晶モニターが大型化されているぶん厚みが増え22.8mmとなっている |
液晶モニターは共にポリシリコンTFT液晶で、モニターサイズと画素数はFX33が2.5型20万画素、FX55が3型23万画素。バッテリーはリチウムイオンでFX33/FX55ともに約280枚の撮影が可能。メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)。
本体サイズ/重さは、FX33が94.9×51.9×22mm/約132g(本体のみ)、約154g(バッテリー、メディア含む)、FX55が94.9×57.1×22.8mm/約143g(本体のみ)、約165g(バッテリー、メディア含む)。
なお、CMキャラクターには引き続き浜崎あゆみが採用される。発表会では新しいCMの一部も公開された。