トヨタ自動車は マイクロバス(29人乗り以下の小型バス)の「コースター」に改良型のディーゼルエンジン、LPGエンジンを搭載するなどのマイナーチェンジを行ない、本日より全国の販売店より発売を開始した。価格は372万4,350円から793万4,850円。合わせて同型車両をベースにするウエルキャブ(福祉車両)の「ふれあいサルーン」もマイナーチェンジを受けた。こちらは607万5,000円から696万4,000円。
今回の「コースター」のマイナーチェンジでは、全車「平成17年(新長期)排出ガス規制」に対応した。ディーゼルエンジン車には改良型「N04C」ディーゼルエンジン、インタークーラー付電子制御可変ノズル式ターボチャージャー、コモンレール式燃料噴射システム、強化したクールEGR(排出ガス再循環)システムなどを組み合わせたクリーンディーゼルシステム「DPR」を採用。これによりPM(粒子状物質)排出量を規制値より10%低減、ECT車(除ビッグバン)においてはNOx(窒素酸化物)も規制値より10%低減させ、「低排出ガス重量車」の認定を取得している。
LPG車は、排出ガス浄化システムの見直しによってNOx排出量を規制値より10%低減、「低排出ガス重量車」の認定を取得した。また、電子制御式オートマチックトランスミッションを全車6速化し、燃費および走行性能を向上させた。
内外装においては、ヘッドランプ、フロントグリル、シート表皮などのデザインを変更し、外板色にシルバーメタリックを新たに採用。モデルにより電動格納式ミラーも装備する。ナビゲーションやインパネなども改良を受けている。