SpringやHibernate/JPAにも対応
冒頭でも紹介したとおり、IntelliJ IDEAは7.0からSpring FrameworkやHibernateにも対応している。それぞれ設定ファイルのコード補完が可能だ。
図9: SpringのBean定義ファイルのコード補完 |
SpringのBean定義ファイルではBeanの依存関係をビジュアルに表示することもできる。設定ファイル上で明示的にインジェクションしているものだけでなく、autowiring機能でインジェクションされるBeanについても関連が表示される。
図10: Beanの依存関係をビジュアル表示 |
なお、現行のIntelliJ IDEA 6.0でもEJB3(JPA)をサポートしており、既存のデータベーススキーマからエンティティを自動生成したり、Persistence Unit内のエンティティの情報をER図として表示する機能を備えている。
図11: データベースからのエンティティの自動生成 |
エンティティのJavaソースコード編集時はテーブル名やカラム名の補完が可能なほか、指定したテーブルのカラムが誤っている場合はエラーとして表示される。
図12: テーブル名やカラム名のコード補完 |
GUIアプリケーション開発もサポート
IntelliJ IDEAはSwingによるGUIアプリケーションの開発もサポートしている。以下のようなGUIビルダで画面のデザインを行うことが可能だ。
GUI ビルダはSwing標準のレイアウトマネージャに加えてJGoodiesのFormLayoutやIDEA独自のGridLayoutManagerなどを利用できるが、さすがにNetBeansのGUIビルダと比較すると使い勝手はいまいちというところだろうか。また、 IntelliJ IDEA独自の機能として任意のJavaBeanとフォームの値を相互変換するためのメソッドを自動生成できるという機能がある。