ケンウッドは、車載用CDレシーバー「DPX-U77」を発表した。発売は7月下旬で、価格は3万9,800円。

DPX-U77は、2DINサイズのCDレシーバー。フロントパネルに、USBポートと3.5mmステレオミニジャックによるライン入力端子を装備しており、ポータブル機器などとの接続性がアップしている。

カーオーディオでもUSBに対応したモデルが増えてきてはいるが、本機のようにフロントパネルにUSBポートを装備せず、背面からケーブルを引き回して使用するモデルが、とくに低価格帯では多い。なお、USBポートにはマスストレージクラスに対応したデバイスならば接続可能。認識可能なファイルシステムはFAT16 / 32。MP3 / WMA / AAC / WAV形式の音楽ファイルに対応する(DRMには非対応)。ただし、一部のHDDオーディオプレーヤーを接続した場合、WAVE形式のファイルで音飛びが発生することがあるそうだ(もちろん、同社のMEDIAkegシリーズでは問題なく再生できる)。なお、オプションのケーブル「KCA-iP200」(価格3,150円)を利用することで、iPodも接続することが可能だ。

また、搭載されているCDドライブでも、同じようにMP3 / WMA / AAC / WAVE形式の音楽ファイルを収録したCD-ROM / R / RWが再生できる。圧縮音楽を再生する際に、圧縮時に失われた高域成分などを補完する「Supreme」も搭載している。

USBポートは、5V/500mAまでの電源供給も可能。携帯機器の充電などにも利用可能だ。イコライザーは「dBイコライザーPRO」を採用。「Rock」「Dance」など6種類のプリセットを持つほかに、ユーザーが任意の設定を行うことも可能。また、ユーザーモードでは、強調したい中心周波数やゲイン、先鋭度などの微調整が可能だ。