三洋電機はスチームオーブンレンジの新モデル「デリスタ」(EMO-XS33)を発表した。発売は9月21日で、価格は13万1,250円。
EMO-XS33は、健康や食生活に対して高い意識を持ったユーザーのためのスチームオーブンレンジ。過熱水蒸気でのオーブン調理と、Wアンテナによるレンジ調理が大きな特徴となっている。
過熱水蒸気調理では、表面積を増やしたヒーターに16枚羽のファンを組み合わせた「ジェットヒートエンジン」と、600Wのヒーターで水を気化させ、さらにもう1台搭載した600Wのヒーターで過熱水蒸気を発生させる「Wジェットターボスチーム」を搭載している。これにより、熱風吹き出し口付近でのスチームの温度は400°C、庫内全体を350°Cにまで過熱することが可能となった。
ターンテーブルのない庫内がフラットなレンジでは、過熱むらをなくすためにマイクロ波を発生させるアンテナを回転させている。しかし、庫内の形は長方形であり、1台のアンテナでむらなくマイクロ波を照射することは難しかった。そこで、同製品では、大型のアンテナを2台装備。これを回転させることで、庫内に多くの食材を入れた場合でも過熱むらを起こしにくくしている。またWアンテナの効果はそれだけではなく、少ない食材を暖める場合に、2台のアンテナからの電磁波を庫内中央に集中させることにより、調理速度のアップも実現している。
また、料理研究家の藤井恵氏の執筆した料理レシピブック「もてなしメニュー30品」も付属する。もてなしメニュー30品には、ピザや鯛飯といった日常的に使えるメニューも収録されている。
本体に内蔵されている自動メニューでは、目安となるカロリーを液晶で知らせる「カロリー表示」機能も搭載。さらに、庫内で食器類や哺乳瓶などを清潔にする「スチーム除菌コース」も搭載されている。