東芝ライテックは、高周波点灯専用環形蛍光ランプ「ネオスリムZ PRIDE」シリーズを発表した。発売は9月1日。ラインナップは、20型 / 27型 / 34型 / 41型の4サイズに、3波長昼光色 / 3波長昼白色 / 3波長電球色の3色となっている(ネオスリムシリーズにはラインナップされていた白色は、ネオスリムZ PRIDEではラインナップされない)。価格はオープン。ボリュームゾーンである27型/34型の2本パックの推定価格は2,700円台。
高周波点灯専用管は、もともと一般の蛍光ランプよりも長寿命という特徴を持っている。一般的なサークラインの寿命が約6,000時間であるのに対して、同社の販売している高周波点灯専用環形蛍光ランプ「ネオスリム」シリーズでは、13型が9,000時間、それ以外は12,000時間の定格寿命を持っていた。ところが、プレミアムタイプのサークラインの登場により、その差はほとんどなくなってきていたのも確かだ。例えば、同社のプレミアムタイプサークライン「メロウZ PRIDE」では12,000時間、松下電器産業の「パルックプレミアL」シリーズに至っては13,000時間の定格寿命を持っている。方式が違うので、これらを直接比較することには無理があるが、寿命という点では、高周波点灯専用管を凌駕していることになる。
今回発表されたネオスリムZ PRIDEでは、メロウZ PRIDEと同様に、電極部のエミッタ塗布量の適正化や新保護膜の採用などにより、長寿命化を実現した。定格寿命は従来モデルの約1.3倍となる15,000時間。もちろん、現時点での最高寿命だ。
また、寿命だけでなく明るさも、従来のネオスリムに比べて、約5%アップしている。なお、ネオスリムZ PRIDEは、今年3月6日~9日、東京ビッグサイトで行われた「ライティングフェア2007」に参考出品されている。