フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、フォルクスワーゲン ゴルフワゴンを7年振りにフルモデルチェンジし、新たに「ゴルフ ヴァリアント(Variant)」の名称で9月3日より全国のフォルクスワーゲン販売店にて発売する。価格は「TSIコンフォートライン(Comfortline)」が296万円、「2.0TSIスポーツライン(Sportline)」が335万円。9月8~9日には各店頭での発売フェアが行なわれる。

ゴルフ ヴァリアント 2.0TSIスポーツライン スタイリングイメージ

今回発売される「ゴルフ ヴァリアント」は、2000年2月から販売された2世代目「ゴルフワゴン」の後継車種にあたる。ゴルフワゴンはゴルフの信頼性をそのままに、ワゴンボディがもたらす高いユーティリティなどが人気を呼び、輸入車のコンパクトワゴンセグメントで常にトップクラスの販売実績を残した。

「ゴルフ ヴァリアント」は5世代目のゴルフ ハッチバックをベースに、全長を300mm以上延長。通常時で505L(リッター)、最大1,495Lという歴代ゴルフ ワゴン最大のラゲージルームを獲得したという(ISO測定値)。

今回発売されるのは、1.4LのTSI(直噴過給)エンジンを搭載する「ゴルフ ヴァリアント TSIコンフォートライン」と、2.0TSIエンジンを搭載する「ゴルフ ヴァリアント 2.0TSIスポーツライン」の2モデル。これらに6速DSG(ダイレクトシフト式 2ペダル自動マニュアルトランスミッション)が組み合わされ、高出力と低燃費を両立させている。

2.4Lエンジンに匹敵するという1.4LのTSIエンジンはゴルフクラスの主力エンジンと位置づけられ、「ゴルフGT TSI」「ゴルフ トゥーラン」などに採用。「ヴァリアント」で3車種目となる。このTSIエンジンはスーパーチャージャーとターボチャージャーの2つの過給機を装備。最大トルク24.5kgmを1,500回転という低い回転数から発揮し、最高出力170psを得ながら、燃料消費量(10・15モード)は14.0km/Lという低燃費エンジン。

「2.0TSIスポーツライン」に搭載されるのは、ゴルフGTIにも使用された最高出力200ps、最大トルク28.6kgmというハイパワーエンジン。スポーツサスペンションと低扁平タイヤで足回りを固め、ワゴンらしからぬ高い次元の走りを可能にしたという。

また、専用装備としてフォルクスワーゲン初の電動パノラマスライディングルーフを設定。前後2分割式のガラスルーフにより、開放感溢れる明るい室内空間を実現。そのほかにも8つのエアバッグや、ESP(横滑り防止機構)、フォースリミッター付シートベルトテンショナーなど、高い水準の安全装備を装着している。

2.0TSIスポーツライン リヤビュー

2.0TSIスポーツライン 電動パノラマスライディングルーフ

ラゲージルーム

TSI・2.0TSIエンジン 性能曲線