インテルは17日、モバイル向けとしては初となるCore 2 Extremeクラスのデュアルコア・プロセッサ製品「Core 2 Extreme X7800」を発表した。Extremeは従来デスクトップ向けに展開していたフラグシップ・ブランドであり、性能を重視するユーザーに訴求する。価格は1000個受注時の単価で106,320円(851ドル)。すでに出荷中で、搭載するノートブックPCは2週間以内に製品化される見込みだ。
Core 2 Extreme(画像はデスクトップ版) |
Core 2 Extreme X7800の動作周波数は2.6GHz。FSBは800MHzで、L2キャッシュは4MB(2MB×2)。従来のモバイル向けCore 2ファミリーと同様に、各種の省電力機能を備えており、TDPは44W。同社によれば、従来製品との比較で最大28%の性能向上を実現。ほか、上級者向けに、Bus Ratio Locks(オーバースピード・プロテクション)を外すことで処理能力を引き上げる設定を提供するという。
あわせて同社は、モバイル向けのクアッドコア・プロセッサーを、2008年に製品化する計画も発表した。米Intel副社長 兼 モバイル・プラットフォーム事業本部長のムーリー・エデン氏は、今回の発表について「ノートブックPCは急速に成長を続けている市場であり、ユーザーはビデオ再生やゲーム、デザインなどに最適なコンピューティング性能と使いやすさをこれまで以上に求めている」とコメントしている。