米Microsoftが開発している「Windows Home Server」がRTM (Released To Manufacturing: 製造工程向けリリース)の段階に入った。7月16日 (現地時間)にTechNetのWindows Home Serverのブログで明らかにされた。OEM向けのほか、評価版とシステムビルダー版も流通チャンネルへと進んでおり、数カ月中に利用可能になるという。また英語版に続いて、フランス語、ドイツ語、スペイン語のローカライズ版も間もなく開発が完了する見通しだ。
Windows Home Serverは、Windows Server 2003をベースとした家庭用サーバー製品だ。シンプルでわかりやすいユーザーインタフェースを通じて、誰でも簡単に設定・操作できるのが特徴。ネットワーク管理、写真/ 音楽/ ビデオなどの共有、クライアントとなるPCのファイルバックアップ、サーバ内のファイルへのリモートアクセスなどを可能にする。またサーバのストレージを手軽に追加できるのも特徴の1つとなっている。OEM製品は今年秋に登場する予定だ。Gateway、HP、Lacie、Medionに加えて、16日(米国時間)にはIomegaとFujitsu-Siemens Computers (FSC)が搭載製品提供を発表し、OEMパートナーが6社となった。