キヤノンマーケティングジャパンは、デジタル一眼レフカメラEOSデジタルシリーズに操作性などを合わせた80GBのハードディスク携帯型ストレージ(外部記憶装置)「MEDIA STORAGE(メディアストレージ)M80」を、7月下旬より発売する。価格はオープン、推定市場価格は8万円程度。
携帯型ストレージはバッテリーで駆動するハードディスク装置で、主にデジタルカメラで撮影した画像を外出先で一時保存するために使われる。画像表示機能を備えることも多く、そのため"画像ビューア"と呼ばれることもある。
今回キヤノンから発売されたストレージ「MEDIA STORAGE M80」は80GBの容量をもち、コンパクトフラッシュ(8GBまで)、マイクロドライブ、SD/SDHCメモリーカード、マルチメディアカードに対応する。液晶モニターは30.7万画素3.7型TFT式カラー。JPEGはもちろんキヤノンのRAWデータも表示できる。
特長としては、同社のEOSデジタルシリーズのユーザーを想定していることで、メニューボタンや拡大・縮小ボタンなどのレイアウトをEOSデジタルと統一。このため、使い慣れたいつもの感覚で操作できるとしている。またバッテリーや充電器も「EOS 5D」や「EOS 30D」と共通のものを使用している(バッテリー:BP511A、充電器:CB-5L)。バッテリーは約100分でフル充電でき、その状態でコンパクトフラッシュならば約40GB、SDメモリーカードなら約32GBのバックアップが可能になる。
ボディは高剛性のマグネシウム合金を採用。さらに両サイドをゴムカバーで保護し、これで衝撃の約50%を吸収する。セミハードケースも同梱される。またPictBridgeにも対応しており、プリンターにつなぐだけでプリントが可能になる。オプションの「WFT-E2」を装着したカメラとUSBケーブルで接続すれば、外部メモリーとして画像記録が可能になる。サイズは139.5(W)×80.5(H)×33.5(D)mm、重量は約370g(電池含む、メモリーカード含まず)。