Samsung電子が、地上波DMB(日本でいうワンセグ)と、衛星DMB(日本でいうモバイル放送)の双方を受信可能な携帯電話「SCH-B710」(SK Telecom用)を販売した。地上波DMBと衛星DMBの受信に対応したのは、韓国ではSCH-B710が初めてだ。
携帯電話で閲覧可能な韓国のTV放送方式には衛星DMBと地上波DMBの2種類があり、ユーザーはこれまで見たい放送方式によって携帯電話を選ぶ必要があった。そのため今回発表されたデュアル型のSCH-B710は、ユーザーの希望をそのまま形にしたものだと言え、市場からの期待も大きい。
SCH-B710では「Picture in Picture(PIP)」機能により、2つのチャンネルを同時に閲覧することが可能。このPIP機能による画面分割の方法では、画面を大きく半々にすることも、一方を画面いっぱいに表示してもう一方を画面の隅っこに小さく表示することもでき、ユーザーの好みによって変更できる。
画面は2.2インチのQVGA LCD。通常は縦長になっているが、これを横倒しにしてワイド画面で見られるようにもなっている。
また、画面が3D表示対応となっているのも特徴だ。3D表示用チップを内蔵し、写真やDMBの閲覧のほか、ゲームなどを立体映像で楽しめる。この3D機能はカメラにも対応しているので、より臨場感あふれる写真撮影ができる。
カメラは130万画素。パノラマ撮影機能により広角写真を撮影することがもきる。このほかBluetooth、外部メモリとして最大2GBのmicro SDに対応している。大きさは49(W)×107(H)×19.8(D)mm、重さは127g。価格は60万ウォン(約7万9,000円/1円=0.1318ウォン)台だ。