米AMDは7月10日 (現地時間)、ビジュアル&メディア・ビジネス担当のエグゼクティブ・バイスプレジデントであるDave Orton氏が7月31日付けで辞任すると発表した。同氏はAMDがATIを買収するまで、ATIの社長兼CEOを務めていた。
辞任の理由については明らかにされていない。Orton氏は「AMDの将来は有望だと考えている。私は、AMDとATIの統合戦略、そしてコンシューマに最善のソリューションを提供することで市場を勝ち抜こうとしている"新しいAMD"の才能ある社員を強く支持している」とコメント。方向性の違いなどが理由ではなく、AMDを去ることは「複雑な心境だ」としている。AMDの社長兼COOのDirk Meyer氏は、AMDとATIの統合の成果となる製品が今年前半にリリースされ、「デーブ(Orton氏)にとって、個人とプロフェッショナルの両面で新たな道に進むチャンスである」とコメントしている。