WOWOW にて、13日から放送がスタートする海外ドラマ『ROME[ローマ]』(毎週金22:00~24:00)のトークイベントが10日、都内で行われ、ドラマの事前番組でナビゲーターを務めた藤原紀香が出席。ドラマの舞台となるイタリア・ローマで行われたロケの感想や、ドラマの見どころを語った。
同作は、アメリカ・HBOとイギリス・BBCが共同で製作、2005年8月から全米で放送が開始され、エミー賞の4部門を受賞した歴史大作。紀元前52年、共和政ローマが帝政に移行する激動の過渡期に、ローマ政界の実力者・カエサルとポンペイウスを中心に男女の愛と欲望、権力をめぐる陰謀の物語が展開するといった内容。総製作費200億円以上を投じ、イタリアの名門スタジオ「チネチッタ・スタジオ」で忠実な時代考証によって巨大セットを建て、細部まで再現した4,000着以上の衣装や小道具を制作するなど、壮大なスケールで描かれている。
トークイベントで藤原は、「男のロマンを描いた歴史大河ドラマです。でも、難しくなくて、さまざまな人間模様もあって面白いです。『大奥』的な男女の愛憎劇としても楽しめます」とコメント。第1シーズンでは、カエサルが帝国の基礎を築きながら、志半ばで倒れるまでを、第2シーズンではオクタヴィアヌスがローマ帝国の初代皇帝に就くまでを描く。
また、ドラマの放送に合わせて、8月25日に特別番組『藤原紀香 ローマの風-古都が伝えた未来-』(20:00~22:00)が放送。藤原がロケでイタリアに飛び、各地に現存する遺跡を訪れたほか、ドラマのスタッフやキャスト、チネチッタ・スタジオを取材し、当時の豪奢を極めた貴族の生活と知られざる庶民の暮らしなどをレポートする。「セットは、本物に見劣りしないくらい精巧に建てられていて、驚きでした。遺跡めぐりでは、建築者の情熱が伝わってきて、歴史的なものを肌で感じましたね」と藤原。当時の歴史や時代背景、文化などが紹介され、さらにドラマが楽しめる作りになっているという。
そして、「ローマは、また訪れたいですね」と藤原。さらに記者から「ローマの石畳を夫(陣内智則)と歩きたい?」と訊かれると、「そうですね……」と照れながら答えるなど、ローマの世界にたっぷりと魅せられた様子だった。