デジタルコンテンツの企画・制作を手がけるレインボー・ジャパンは10日、植樹や植林活動といった社会貢献活動を"ギフト"として提供するオンラインギフトショップ「エコロギフト」を開設した。第一弾は青森県の最高峰である白神山系岩木山への植樹活動で、日本ユネスコ協会連盟と地元のボランティア団体が植樹を代行。購入金の一部は社会貢献団体の活動費に充てられる。
植樹活動は通常、ボランティア団体やNPO法人が主体的に実施するケースが多いが「植樹後の維持・管理が難しいという課題があったため、植樹を継続的に続ける手伝いができれば」(同社)と考え、エコロギフトの開設に踏み切ったという。
青森県の白神山系岩木山(標高1625m)は別名「津軽富士」と呼ばれ、世界遺産に指定された白神山地のほど近くに位置する。植樹を行うのは、津軽岩木スカイラインから西側に入った国有林の一部(約0.5ヘクタール)で、カラマツを材木として伐採した山林区域。日本ユネスコ協会連盟と地元のボランティア団体が植樹を代行し、10月末までに植樹を終了、その後3年間は苗木の保護期間にするという。
価格は苗木1本につき10,500円で、届け先に植樹証明書とメッセージカードを送付する。苗木の生育状況については、「実際に植樹した場所に行くことは不可能だが、ウェブ上にて不定期で苗木の様子などを写真で紹介していく」としている。今後の展開について、同社は「主に植樹や植林事業を中心に、エコロギフトを展開していく予定。国や自治体の山々に植林を行っているNPOやNGOなどの団体の方で、ご興味がある方は是非ご一報を」と話している。
なお、苗木は1,500本用意しており、提供本数に達した時点で締め切る予定。申し込みはウェブ上で実施する。