吉本興業と小学館との共同事業による神保町シアタービルが7日、オープンし、記念式典で吉本興業の吉野伊佐男社長と小学館の相賀昌宏社長がテープカットを行った。間寛平、藤井隆、ポイズン・ガール・バンド、ハリセンボンら芸人も駆けつけ、同シアター内にある劇場・神保町花月をPRした。

七夕の日らしく浴衣で登場した芸人たち

神保町シアタービルは、吉本興業が運営する劇場・神保町花月と、NSC(吉本総合芸能学院)東京校、小学館が運営する映画館が入る。神保町花月では、若手芸人が出演するコントや芝居などのさまざまな演目が組まれるほか、芸人が監督を務める映画企画「DIRECTOR'S100」の上映も予定されている。一方、映画館では、7月14日から上映される劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール『ディアルガVSパルキアVSダークライ』をはじめ、個性的なラインナップで展開していくという。

「神保町花月から新しいタレントを輩出したい」と吉野社長

「本と演芸が結びつき、町の活性化に繋がれば」と相賀社長

式典では、吉本の芸人も登場。ハリセンボンが「神保町花月の"キャンギャル"として、一肌も二肌も脱いで、裸になるつもりで頑張りたいです(笑)」と意気込みを。同劇場で上映される映画『シルバーストレッチ2039』の監督を務めた藤井隆は「新たなチャンスをもらった感じです。新しい歴史を作りたい」と気合十分だ。

「"キャンギャル"で神保町の女神になりたい」とハリセンボン

「笑いを忘れた猿です、もう一度ゼロからやっていきます(笑)」と間

神保町花月は、新宿のルミネtheよしもと、渋谷のヨシモト∞ホール、昨年11月にオープンした浅草花月に続き、東京の吉本興業の劇場としては4館目となる。吉本興業がインテルやUSENなど、企業との提携を推進していく中、小学館との共同事業でオープンさせた神保町花月で、"本の街"というイメージが強い神保町に"演芸色"を出せるのか、注目される。

神保町花月公演スケジュール

日程 タイトル 出演者
7月7日~17日 『ハッピーな片思い』 ポイズン・ガール・バンド、佐久間一行、武内由紀子、平成ノブシコブシほか
7月18日~27日 『THE MOMO-TARO』 犬の心、あべこうじ、井上マー、チーモンチョーチュウ、こりゃめでてーなほか
7月28日~8月3日 『クリープ』 ピース、ロシアンモンキー、シューレスジョー、ライス、ジューシーズほか
8月4日~10日 『恋のシナリオ、相談します』 バッドボーイズ、ノンスモーキン、出雲阿国、はんにゃほか
8月11日~17日 『スターの光!』 トータルテンボス、ラフ・コントロール、しずる、トレンディーエンジェルほか
8月18日~24日 『パパはヒットマン』 ハイキングウォーキング、ふくろとじ、ゆったり感、エリートヤンキーほか
8月25日~30日 『4.5階の狂気』 カナリア、レアレア、ワンケイJAPAN

神保町花月「DIRECTOR'S100」上映スケジュール

日程 タイトル・監督
7月7日~13日 『ラブドール』中田カウス、『nijiko』徳井義実(チュートリアル)
7月14日~20日 『夢だけが人生やない』笑福亭松之助、『アンラッキー★パンダ』タカ(タカアンドトシ)
7月21日~27日 『スキヤキのうどん』内場勝則、『パンティストッキングダイナマイト』川島明(麒麟)
7月28日~8月3日 『水たまり』村上ショージ、『日の出アパートの青春』西野亮廣
8月11日~17日 『助監督、橋井~ある撮影現場より~』木村祐一、『カナリア』松本康太(レギュラー)
8月11日~17日 『ボクとタケダくん』間寛平、『シルバーストレッチ2039』藤井隆
8月18日~24日 『P.H』千原せいじ、『女優 美沙』ハリセンボン
8月25日~31日 『14階段』板尾創路(130R)、『上京しない物語』博多華丸・大吉