KDDIは5日、東京・原宿のコミュニケーション施設「KDDIデザイニングスタジオ」を7日にリニューアルオープンするのに先立ち、関係者向けの内覧会を開催した。

地上5階建ての同施設は、同社製品・サービスのPRや外部クリエイターとのコラボレーション活動などを行う拠点として、2005年3月にオープンした。これまでの来場者は約65万人。大きく変更されたのは2階・4階で、それぞれ「au Design Park」「LISMO FOREST」として7日にオープンする。

原宿・竹下口のKDDIデザイニングスタジオ 1階にある「auケータイフィギュアセレクション」の販売機。建物の構造をモデルにしている

2階(従来のプレゼンテーション スタジオ)の「au Design Park」では、au携帯電話の最新製品やサービスなどを紹介する。フロア中央には「Mobile Park」と名付けられた大きな展示スペースを設け、約70台の新機種が一堂に並べられる。携帯電話の実機展示はセキュリティ上の理由でワイヤーなどで固定されることが多いが、ここではタグで管理されているため、実際に使用するシーンと同じように手に取って使い勝手を確かめることができる。

約70台の新機種が展示されている2階の「Mobile Park」。ワイヤーでつながれてはいないので手に取って試用できる

コンテンツの紹介スペースとしては、サードパーティーが提供するものを含むEZwebコンテンツを紹介する「CONTENTS SELECTION」と、音楽配信サービス「LISMO」の体験コーナーが用意されており、ここでも携帯電話の実機を利用して、同社のさまざまなサービスを試すことができる。CONTENTS SELECTIONでは3つ以上のEZwebコンテンツを体験すると、おみやげとしてオリジナルネームカードがプレゼントされる。また、LISMOのコーナーでは「ウォークマンケータイ」とノートPCが用意されており、PCと携帯電話を組み合わせたLISMOサービスの使い方も体験することができる。

「CONTENTS SELECTION」コーナーではEZwebコンテンツを体験できる。タッチパネルを操作すると、手元の携帯電話が自動的に目的のコンテンツに接続される 3つ以上のコンテンツを体験すると、名前やアドレスのQRコードが入ったネームカードがもらえる
ノートPCとウォークマンケータイが設置されたLISMOの紹介コーナー

そのほかこのフロアには、「au design project」による歴代コンセプトモデルを常設展示するコーナーも設置される。「INFOBAR」として商品化された機種の元となった「info.bar」をはじめとする、2001年から2002年にかけて発表された8機種を展示。今後時期を見てその後に発表された機種を展示する計画もあるという。

「au design project」のコンセプトモデルを常設コーナーで展示 ファッションブランドとのコラボレーションによるアクセサリーも展示。au ショッピングモールで購入できる
「リスモの森」をイメージした4階の「LISMO FOREST」

4階(従来のコラボレーション スタジオ)の「LISMO FOREST」は、LISMOのキャラクター「リスモくん」をモチーフとしたオリジナルグッズの展示および販売を行う。内装は「リスモの森」をイメージしており、入り口には特大のリスモぬいぐるみが展示されている。商品はぬいぐるみ、ストラップ等のアクセサリー、タンブラーのほか、BEAMSとのコラボレーションTシャツのほか、「W52P」用オリジナルパネルなど。過去に発売され現在では販売が終了している商品の展示も行われている。

また、LISMO FORESTのオープンにあわせて、EZweb上にオンラインショップ「LISMO FOREST@au ショッピングモール」が7日に開設される。一部商品を除き、au携帯電話からもオリジナルグッズの購入が可能となる。

入り口では特大の「リスモくん」が出迎え auショッピングモールにはない、ここでしか手に入らない商品も販売されている
商品は携帯電話周辺アクセサリーやぬいぐるみ、Tシャツなどが用意されている
販売終了したアイテムや非売品の展示コーナー 29日まで、スタンプラリーに参加した来館者に抽選で当たるタオルマフラー

8月末までLISMO FORESTでの商品購入者全員にリスモグッズがプレゼントされるほか(賞品がなくなり次第終了)、7月29日までリニューアル来館記念プレゼントとして、スタンプラリーに参加した来館者から抽選でオリジナルタオルマフラーが当たる。

3階「Creation Studio」には「DIONラボ」の体験コーナーが新たに設けられた。このフロアは10月にリニューアルの予定