三洋電機は、HDDナビの新モデル「HD・MMナビ」(NVA-HD1700DT)を発表した。発売は7月20日を予定しており、価格は28万5,600円。

デジタルチューナーを一体型としたことで、配線などが楽になった「NVA-HD1700DT」

NVA-HD1700DTは2DINサイズのHDDナビ。最大の特徴は、12セグ/1セグに対応した地上デジタルチューナーを本体に内蔵している点。12セグ/1セグに対応した地上デジタルチューナーを使用可能なナビは多数出ているが、オプション、あるいは別ユニットとなっており、アフターマーケット用の製品で地上デジタルチューナーが内蔵された一体型モデルは業界初。

同社によると、チューナーの小型化により一体型が実現可能となったとのことだ。12セグ/1セグチューナーは、電波の状況に応じて自動的に切り替わる。ディスプレイは、7型のWQVGA、アンプは43W×4となっている。

CPRMに対応したDVDプレーヤー、HDDオーディオ機能も搭載。過去のVICS情報などを元にした統計渋滞情報・渋滞予測機能や、自分の運転がどのくらい経済的かを5段階評価する「エコドライブ情報」も搭載しており、まさに、オールインワンタイプのHDDナビといったところ。

内蔵HDDの容量は30GB。このうち、16GBがナビに使用される(地図データ/検索データなどで約10GB使用しており、追加データ用に約6GB確保されている)。また、音楽録音用に10GB確保されており(購入した段階では、この10GBは空)、そのほかに曲目データベース用に4GB確保されている。

後席用のモニターを接続するための端子も用意されており、前席と後席とで、違うソースを再生することも可能だ。