ソニーは、ICレコーダー「ICD-B60」を発表した。発売は7月21日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は1万円前後。

512MBのメモリーを搭載したエントリークラスのICレコーダー「ICD-B60」

ICD-B60はICD-B50の後継となる、エントリークラスのICレコーダー。内蔵メモリーの容量が、従来機の256MBから512MBに増やされている。

ICレコーダーは、会議やインタビューなどの録音用など、仕事に使用されるケースが多かったが、最近では稽古事などの録音といったように、以前ならばカセットテープが使われる場面でも使われるケースが増えてきており、録音時間を増やしてほしいというニーズが増えて来ているとのことだ。そこで、日常的な用途に使われることが多いエントリークラスのモデルでも、容量を増加したというのが新モデルのICD-B60。LPモードで約301時間35分、SPモードで約122時間20分、HQモードでも約61時間10分の録音が可能だ。

なお、従来モデルのICD-B50同様、初めてICレコーダーを使用するユーザーにも使いやすいように、日本語でのメニュー/ボタン表示、サイズの大きいボタンなどが採用されている。また、本体にもマイクは内蔵されているが、標準で外付けのマイクが付属する。

電源は、単4電池×2で、アルカリ電池を使用した場合、録音時には約22時間(HQモードでは約11時間)、再生時には約11時間(HQモードでは約7.5時間)の連続使用が可能だ。