エイチ・アイ・エス(以下、H.I.S.)は3日、2007年夏の海外旅行動向について独自の調査結果を発表した。この調査結果は、7月14日~9月30日までのH.I.S.の予約状況(6月30日現在)から、人気渡航先や渡航予定者数の前年比、人気出発日などを割り出したもの。結果は以下の通りとなっている。
人気予約渡航先の調査結果
順位 | 行き先 | 2006年順位 |
---|---|---|
1位 | ホノルル | 4位 |
2位 | グアム | 2位 |
3位 | ソウル | 1位 |
4位 | バリ島 | 8位 |
5位 | バンコク | 3位 |
6位 | ロンドン | 11位 |
7位 | 台北 | 7位 |
8位 | パリ | 13位 |
9位 | 香港 | 6位 |
10位 | 上海 | 5位 |
渡航予定者数は、前年同期比21%増としており、今年はさらに海外旅行者が増えると予想されている。これは早期予約特典などのサービス強化による結果だと考えられるという。また、人気出発日が料金的に高値となるお盆の時期に集中していることから、予算よりも日程を優先し海外旅行へ行く人が多いこともわかる。
またアジア方面、ヨーロッパ方面ともに前年同期比25%増となっている。2006年のインドネシア地震の影響もあって昨年は渡航者が減ったバリの場合、前年の2倍以上の増加となっており、予約順位も8位から4位に上昇。人気が復活しているといえるだろう。
その他、前年度1位だったソウルにかわってホノルルが1位になっていることやロンドン、パリなどの人気が上昇していることから、中・長距離旅行の人気が復活してきていると同社では捉えている。これは、2007年のGWや年末年始の日並びが良くなかったため、近距離旅行に人気が集中し、その流れに反した結果だと推測されている。同社担当者は「予約状況から、特に9月出発の遠距離旅行が人気のようです」と述べている。