ホンダ(本田技研工業)は、扱いやすい車体サイズのモトクロス競技車両「CRF150R」と大径ホイールを装備した「CRF150RII」のグラフィックデザインを変更し、ともに7月12日より発売する。価格はCRF150Rが47万9,850円、CRF150RIIが49万6,650円。いずれのモデルも競技・遊技用であり、公道走行はできない。
モトクロス競技専用マシンであるCRFシリーズは、初級者から上級者まで幅広いユーザーに向けたモデル。CRF450RやCRF250R譲りの力強い出力特性を備えた4ストロークエンジンを、足つき性に優れたコンパクトな車体に搭載したモデルとして、昨年より発売された。スタイリングは、ホンダのモトクロッサーに共通している鮮やかなエクストリームレッドのラジエーターシュラウドや、スリムな前・後フェンダーを採用している。
エンジンは、水冷4ストロークOHC4バルブ150cc。1本のカムシャフトで4つの吸排気バルブを駆動させるユニカムバルブトレイン機構を採用している。フレームはセミダブルクレードル。前・後輪のブレーキシステムや、フロントに倒立式、リアにはCRF450Rと共通のプロリンク式を採用したサスペンションシステムなど、細部にわたり本格的な装備を搭載している。
今回のグラフィックデザイン変更では、ラジエーターシュラウドにシルバーのストライプをあしらうことで、よりシャープなデザインを表現している。