映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の完成披露試写会が7月1日、東京の中野サンプラザホールにて開かれた。
DSで登場した『ポケットモンスター』最新作が原作で、1作目の映画『ミュウツーの逆襲』(1998年)から数えて10周年であり、記念すべき10作目の作品となる。7月14日より全国ロードショー。
神と呼ばれしポケモン・ディアルガとパルキア。そして幻のポケモン・ダークライが出会うとき、壮絶なバトルが始まる。 |
時と空が溶け合うとき……
新たなる冒険の旅に出たサトシとピカチュウ、そしてヒカリたち一行は、可憐な女性・アリスと出会った。ひとたびアリスが口笛を吹くと、穏やかでどこか懐かしい音色が響き渡る。その優しい音楽に包まれたポケモンたちは、不思議と心が癒されるのだった。アリスの気球に乗せてもらい、サトシたちはアラモスタウンへと向かった。
アラモスタウンは、石造りの建物が立ち並ぶ美しい町。中心部には、かつて天才とうたわれた建築家・ゴーディの最高傑作と呼ばれる"時空の塔"がそびえ立つ。そしてこの町には、百数年前から語り継がれている"予言"があった。それは……
「時と空が溶け合うとき、大いなる怒りが世界を包む。果てしなく続く神々の闘い……残された希望は"オラシオン"に……」
町の観光を楽しむサトシたちは、時空の塔で開催されるポケモンコンテストにも参加しようとするが、この予言はすぐに現実のものとなるのだった……。
憧れのポケモンマスターを目指してはや10年
湯山邦彦監督
「10周年と『ダイアモンド・パール』の映画第1作目という、ダブルプレッシャーのなか作りましたが、その分いいものができたと思います。今日来てくださった方が、一番早く見ることになります。3体のポケモンのバトルシーンが見どころです」
松本梨香さん(サトシ役)
「今年は10周年ということで、メチャクチャ盛り上がっています。自分自身10年経った気がまだ全然しなくて、去年始まったばかりなんじゃないかと思うぐらいです。ピュアな気持ちを忘れずに、これから先、10年20年とやっていけるような感じがしています」
石坂浩二さん(ダークライ役)
「ポケモン映画初挑戦でしたが、大変謎のあるキャラクターということで、一所懸命やりました。去年甥っ子と一緒に見に行ったんですけど泣いてしまいました。完成を見せていただくと、やはりそれは想像以上のすばらしいものになっていました」
山本耕史さん(トニオ役)
「頭のいい知的な役です。メガネをかけて優しそうなイメージなので、皆さんの期待を裏切らないように頑張ったつもりです。最初から最後までわりと難しいことを言っていたり、ちょこちょこ登場してきます。声優は声に合わせないといけない部分があったりして、勉強になりました」
山寺宏一さん(アルベルト男爵役)
「僕の自慢はたったふたつだけです。ひとつは10年間(『おはスタ』で)毎朝5時に起きてるということと、ポケモン映画に10年間違う役で出させていただいていることです。ポケモンと人間と、そして人間同士の絆も細かく描かれています。ポケモンの泣き声ひとつでも我々一所懸命やっていますので、その辺を見ていただきたいです」
秋山竜次さん(ロバート)(ダイ役)
「10周年という節目に出させていただいて本当にうれしいです。初めてオファーがきたときは『嘘だろ』っていうのがありました。僕はダイという青年なんですけど、ヒゲが生えてて『湯山監督みたいだな』と思いました(笑)」
山本博さん(ロバート)(カツミ役)
「カツミは素敵なキャラで好青年で、すごいしっかりした役だと思いました。映画は10周年になりますけども、僕は第1作目では大人ながら泣きました。本作も、大人も楽しめる映画になっています」
馬場裕之さん(ロバート)(ドダイトス役)
「DSで『パール』をやっていて、ドダイトスを使っていました。みんなが思っているドダイトスの声にたぶん近付けたと思うので、期待して見てください。初めて親に『こういう仕事したよ』って堂々と言えます(笑)」
試写会と同時に行われたのが、本作でも活躍する幻のポケモン・ダークライのデータ配布。公開に先駆け、この日が世界初の配布となった。受け取るために必要なものは、DS本体と『ダイアモンド』か『パール』どちらかのソフト。ゲーム内で「ポケモンずかん」を入手し、「ふしぎなカード」の枚数を2枚以下にしておけば、誰でもソフト1本につき1体ずつダークライを入手できる。受け取り方の詳細は映画の公式サイトにも掲載されているので、事前に確認しておいて欲しい。上映期間中の配布は7月14日~9月9日までとなっている。それを過ぎると上映期間中でも配布終了となるので注意が必要だ。