4月30日~5月2日にかけて、米国ラスベガスでMicrosoftのWebデザイナー / 開発者向けカンファレンス「MIX07」が開催され、技術者にとって非常に興味深い新たなキーワードと新技術が紹介された。それが「DLR(Dynamic Language Runtime)」と「Silverlight」である。この中で、プログラム技術者が特に興味を引くのはDLRであろう。
DLRは、MIX07において次のように紹介されている。
- 動的言語の共通基盤となる技術
- Silverlight 1.1はDLRを実装
- Silverlight 1.1では、IronPython、IronRuby、JScript、Visual Basic(VBx)の4種類のプログラミング言語を使って制御できる
現在、DLRを実装した製品としては、以下の2種類が挙げられる。
- Silverlight 1.1α(JScriptとIronPythonがプログラム言語として使用可能)
- IronPython 2.0 Alpha 1(6月30日にAlpha 2が公開された)
以降では、MIX07と合わせてリリースされたIronPython 2.0 Alpha1(以下、IronPython 2.0α1)と、DLRの可能性について紹介する。