リベルタッチ FKB8540

富士通コンポーネントは、USB接続キーボード「リベルタッチ(Libertouch)」を発売した。オープン価格だが、店頭での価格は18,000円前後になる見込み。ホワイト(型番:FKB8540-051/W)とブラック(FKB8540-052/B)の2色が用意される。

同社は電子部品や入力デバイス等のOEM製品を主力としたメーカーで、前身となる富士通高見澤コンポーネント時代からキーボード製品の品質には定評があった。しかし、個人向け市場に流通したのは小型親指シフトキーボード「FKB8579」(2001年)、トラックボール付きキーボード「FKB7412」(2005年)など独特の機能を持つ数機種に限られており、本格的な個人向け製品としては初のモデルになる。

同社のキーボード開発のノウハウを生かし、ソフトでなめらかなタッチを実現した。一般的なキーボードに使われるラバードームに加えて、コイルバネを組み合わせることで、"カクッ"とした感触が小さいやわらかなタッチ感が得られるようになっている。打鍵音も小さく抑えられており、同社従来製品に比べ約40%低減しているという。また、打鍵中に机の上でキーボード自体が動くことがないよう、本体の重量は一般的な製品に比べかなり重いものになっているという。

本体カラーはホワイトのほかブラックも用意される

標準のピーク押下荷重は約0.44N(45g)だが、約0.34N(35g)および約0.54N(55g)の交換用ラバードームが各15個ずつ付属し、力の弱い小指などで押すキーは打感を軽く、逆に強い指で押すキーは重くするといったようにユーザーの好みに応じてカスタマイズ可能。交換作業用にキートップ引き抜き工具も同梱される。

交換用のラバードームが2種類各15個ずつ付属する

キー数は108キーで、配列は標準的な日本語配列。USB(1.1)ポートを1基搭載しており、マウスなどの接続が可能。

同社では今後「リベルタッチ」の商品名で、キー配列やインターフェースの異なるバリエーションモデルを追加、ラインナップを充実させていきたいとしている。