ベンキュージャパンは、DLPプロジェクターの新モデル「BenQ SP831」を発表した。発売は7月初旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は30万円前後。

BrilliantColor/6セグメントホイールの搭載で中間色も滑らかに表示可能な「BenQ SP831」

SP831は、「PB8263」の後継となる、同社のDLPプロジェクターのフラッグシップモデル。同社としては初めて、WXGA(1280×768)の解像度に対応しており、2つのソースからの2画面表示を行うことが可能だ。

6月16日に発表された液晶プロジェクター「W500」と同様に、同社独自の画像補正技術「Senseye」と「HQV」デバイスの両方を搭載。ジャギーの少ない映像を実現する。HQVのDLPプロジェクターへの搭載は、本モデルが初。また、RGB+白の4セグメントに、黄色セグメントとシアンセグメントを加えた6セグメントカラーホイールを採用。さらに、TI社の色彩深度向上技術「BrilliantColor」も採用しており、10億7,000万色(各色10bit)の表示が可能となった。輝度は4,000ルーメンと、同社のプロジェクター中最も高い。

搭載されている接続端子は、PC用のD-sub15ピン(入出力)、コンポジット×1 / S×1 / コンポーネント×1 / DVI-D×1の映像入力、RCAピン端子のオーディオ入出力、3.5mmステレオミニジャックの音声入力、USBポートなどとなっている。また、今後発売予定となっているネットワークI/Fを接続するための端子も用意されている。

また、本機には、高地や高温下での安定動作を可能にする高地モードが装備されている。高地モードでは、3,000mを越える高さの場所や高温状態でも安定動作が可能という。