日立アプライアンスは、IHジャー炊飯器4機種8モデルを発表した。発売日価格などは表の通り。
今年の新モデルで、最大の特徴となっているのが、「打込み鉄釜」と同社が呼んでいる、溶射打込み鉄で作られた内釜。溶射打込み鉄は、発熱性に優れる金属鉄層と蓄熱性に優れる酸化鉄層、断熱性を持つ真空層からなる多層構造を持つ。これにより、IHによる発熱性が高く、さらに蒸らしや保温の効果も高い内釜に仕上がった。
発表会では、銅や陶器などの内釜と同じIHヒーターで加熱した場合の発熱量を比較していたが、同社の打込み鉄釜のほうが、おおむね200W程度、高い発熱量を示していた。また、内釜内部には熱伝導性のよいゴールドフッ素加工を採用している。
また、RZ-GVシリーズでは、1.3気圧の圧力をかけ、沸騰時の温度を107°Cにまで高めて炊飯する。さらに140°Cのスチーム機能も搭載されており、ご飯の甘みを増すことが可能だ。なお、同社によると、IH/圧力/スチームの3つを搭載したIHジャー炊飯器は、同社のモデルのみとのことだ。
また、スチーム機能は、内釜内を低酸素状態にする働きもあり、保存時にご飯の変質や臭いの発生を防ぐことが可能だ。
なお、RZ-GXシリーズは、RZ-GVシリーズからスチーム発生機能を除いたもの。RZ-GGシリーズは、スチーム発生機能を搭載したIH標準モデル。RZ-GDシリーズは、IH標準モデルとなっている。
型名 | 炊飯容量 | 発売日 | 推定価格 |
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RZ-GV100J | 1L | 7月10日 | 8万円前後 |
RZ-GV180J | 1.8L | 7月10日 | 8万3,000円前後 |
RZ-GX100J | 1L | 7月10日 | 7万円前後 |
RZ-GX180J | 1.8L | 7月10日 | 7万3,000円前後 |
RZ-GG10J | 1L | 8月1日 | 4万円前後 |
RZ-GG18J | 1.8L | 8月1日 | 4万3,000円前後 |
RZ-GD-10J | 1L | 8月1日 | 3万円前後 |
RZ-GD18J | 1.8L | 8月1日 | 3万2,000円前後 |