北京大学は26日、x86CPUにおける最新の技術成果を発表した。同発表によると、米AMDは中国政府に対して承諾した技術移転計画を忠実に実行したものとみられる。
AMDが中国政府にx86CPUの関連技術を移転することを承諾したのは2年前のこと。北京大学は中国政府を代表し、AMDからx86CPUに関連する技術の移転を受けてきた。北京大学側では、傘下の北大衆志公司がx86CPU互換製品の開発能力を備えた模様だ。
北大衆志公司の関係者は、来年上期にもx86CPUコンパチブルの「北大衆志-86シリーズ」を打ち出すとしており、近い将来、中国が独自のコア技術を採用したx86互換CPUにおける産業及びアプリケーション体系を構築する可能性が現実化してきた。
2005年10月24日、AMDは中国政府にローパワーのx86CPUのコア技術を移転することを決めた。過去2年近くにわたり、中国政府関係部門の強力なサポートとAMDの協力の下、技術導入主体に任命された北京大学がx86CPU技術の導入に取り組んでいた。