トヨタ、ポルテをマイナーチェンジ

トヨタ自動車は、1.3～1.5L(リッター)エンジンのコンパクトな乗用車「ポルテ」をマイナーチェンジし、全国のトヨタ店ならびにトヨペット店より発売を開始した。価格は139万6,500円から176万4,000円、福祉車両の「ウェルキャブ」シリーズが174万円から281万円となっている。また、2007年7月7日～8日には、各販売店での店頭発表会が行なわれる。

ポルテ 150r"Gパッケージ"

今回のマイナーチェンジでは、フロントヘッドランプやリヤコンビネーションランプ、タイヤホイール用の樹脂フルキャップの意匠変更などが行なわれ、新しいボディカラーとしてベージュメタリック、ライトグリーンメタリックが設定された。室内は、内装やシートに新色を用意し、撥水加工を施した新シート表皮の採用、ステアリングホイール・インストルメントパネルのデザイン変更などが行なわれた。

装備については、ターンランプ付のドアミラー、運転席側に加え助手席側スライドドアにもスマートドアロックを新設定(一部グレードを除く)。助手席アシストグリップも追加された。さらに「150r」「150i」には、専用シート表皮や運転席アームレスト、プラズマクラスターなどを装備した"Gパッケージ"を設定し、より魅力的なラインアップとした。

あわせて、福祉車両の「ウェルキャブ」(メーカー完成特装車)についてもベース車と同様の改良を施し、「助手席リフトアップシート車」は機能や操作性向上を行なった。「サイドアクセス車」"Aタイプ"には、電動アシストが付いた電動介護式、電動自操式も追加された。「フレンドマチック車」は運転席が助手席位置までスライドし、左へ回転後、車外へスライドダウンする機構を装備している。スライドダウンしたシートに自分の車いすでアプローチでき、移乗後は車いすをクレーンで格納できる点が特長。「フレンドマチック車」は2007年10月の発売を予定している。