オンキヨーはカスタムインストーラー市場に向けた「Integra」シリーズのAVセンター「DTX-8.8」「DTX-7.8」を発表した。発売はDTS-8.8が8月3日、DTS-7.8が7月20日を予定しており、価格は、DTS-8.8が33万6,000円、DTS-7.8が21万円。

同社のインストーラー向きAVセンターアンプの最上位モデルとなる「Integra DTX-8.8」

同社では、6月5日に、インストーラー市場向けにHDMI 1.3aを搭載し、ロスレス音声伝送にも対応したAVセンター「Integra DTX-5.8」を発表している。今回発表された2機種は、DTX-5.8の上位モデルとなる。なかでもDTX-8.8は、同社の販売するカスタムインストーラー向けAVセンターアンプの最上位となるモデルで、先日発表されたホームユース向け最上位モデル「TX-NA905」と同様に、Deep Colorやロスレス圧縮音声などに対応したHDMI 1.3aや、「HQV Reon-VX」によるアップスケーリング&アップコンバート機能などを搭載している。HDMI端子は、入力×4/出力×2。

TX-NA905に無い機能としては、Zone2、Zone3機能の搭載など、カスタムインストール用のもの。Zone2には音声だけでなく、映像信号も送ることが可能。Zone3には、プリアウト出力のみ。 一方のDTS-7.8もHDMI 1.3aを搭載するモデルだが、HQV Reon-VXは搭載されず、その変わりに「ファロージャDCDi」が搭載される。HDMI端子は、入力×3/出力×1。

対応する音声フォーマットは、Dolby Digital、Dolby Digital EX、Dolby Pro Logic II、Dolby Pro Logic IIx、Dolby Digital Plus、DTS、DTS-ES(Discrete/Matrix/Neo:6)、DTS 96/24、DTS-HD High Resolution Audio、AAC。

出力は、DTX-8.8が全チャンネル200W、DTS-7.8が全チャンネル180Wとなっている。なお、両モデルとも、映画制作者の意図するサウンドを家庭で再現するための規格「THX Ultra2」に準拠している。