軍隊式トレーニング方法を取り入れたエクササイズDVD「ビリーズブートキャンプ」で人気のインストラクター、ビリー・ブランクス(51)が24日、東京ドームシティ・プリズムホールで、来日イベント「BILLY BLANKS Live in JAPAN」を開催。400人の"入隊者"が集結し、ビリー直々の指導のもと、生トレーニングを体験した。
自らが作曲したというBGMに合わせてステージに登場したビリーは、早速「もっと、背筋を伸ばして!」「足を高く上げて!」と参加者に檄を飛ばすなど、厳しく指導開始。そのハードさに脱落者も出ていたが、会場は参加者から湧き上がる異様な熱気に包まれ、空気は一つに。ビリーは厳しいだけではなく、「君ならできる!」「自分を信じるんだ!」「グッジョブ!」などと励ましの声がけも忘れない。"アメとムチ"で参加者をまとめる"ビリー流"の真髄を見た。
参加者は、若い女性が中心だが、中には中高年の男性の姿もちらほら見かけられた。さすがに動きは俊敏ではないが、黙々と身体を動かす姿が印象的だった。ビリーも「ブートキャンプに年齢は関係ないんだ。今までで教えた生徒で最高齢は103歳。無理せず、基礎トレーニングから少しずつ始めてほしい」と激励。今や、世のおじさんおばさんたちにもパワーを与える存在だ。
イベント終了後の会見でビリーは「ブートキャンプを継続して続けられる秘訣? 成功は安易には手に入らないんだよ。人生で困難にぶつかった時は、乗り越えようとするだろ? それと一緒さ、やり続けることが大切なんだ。自分の頭で『こういう結果が欲しい』と想像すること。自分の理想や夢をちゃんと見据えて、頑張ってほしい」とコメント。ダイエットに効果があるだけでなく、ビリーがポジティブに人生までアドバイスをしてしまうところも『ビリーズブートキャンプ』人気の秘訣だろう。
ビリー・ブランクス
1955年9月1日、米国・ペンシルバニア州生まれ。1975年に空手で全米アマチュアチャンピオンとなり5連覇。その後、テコンドーとダンスを融合した「Tae Bo」の指導を始める。1999年からは米国陸軍からの依頼により、エリート養成のプログラム指揮官を務め、2003年に「ビリーズブートキャンプ」を考案。エクササイズDVDが大ヒットし、全世界で1,000万枚以上のセールスを記録した。