オンキヨーは、AVセンターアンプ「TX-NA905」「TX-SA705」を発表した。発売は、8月1日を予定しており、価格は、TX-NA905が33万6,000円、TX-SA705が12万6,000円。

HDMI 1.3/HQV Reon-VXなど、最新の映像回路と強力なオーディオ回路を搭載した「TX-NA905」

豊富な入出力を装備。HDMIは4入力/2出力。Ethernetポートも装備する

ミドルクラスのAVセンターアンプ「TX-SA705」

TX-905NA/705SAは、5月25日に同社より発表されたTX-SA605/805と同様に、HDMI 1.3aに対応したAVセンターアンプ。ディープカラーや次世代サラウンド音声の伝送にも対応する。また、ドルビーデジタルプラス/ドルビーTrueHD/DTS-HDといった次世代サウンド規格のデコーダーも搭載している。

TX-NA905は、同社のAVセンターアンプの最上位機種。最大の特徴となっているのが、Silicon Optix社製の「HQV Reon-VX」の搭載。各色10bitの映像処理を行い、SD品質の映像からフルHD品質へのアップコンバート/スケーリングが可能だ。また、ジャギーや、モスキートノイズ、ブロックノイズなども大幅に低減させている。

オーディオ部分も、プリとパワーの独立構造の実現や、電源に大容量トロイダルトランスを採用するなど大幅に強化した。

また、TX-NA905の型番に「SA」ではなく「NA」が付いているのは、ホームネットワーク対応ということ。インターネットラジオやシリアルコントロールに対応する。また、ネットワーク経由で、PCからの音楽再生にも対応しており、ロスレスのWMA再生も可能だ。

一方のTX-SA705は、TX-SA805の下のクラスのミドルレンジのモデル。TX-SA805同様、ビデオのアップコンバーターは搭載しているが、スケーラーは搭載されていない。

主な仕様
型名 TX-NA905 TX-SA905
定格出力 全ch200W(6Ω、20Hz~20kHz、0.05%以下THD、1ch駆動時) 全チャンネル130W(6Ω、20Hz~20kHz、0.08%以下THD、1ch駆動時)
周波数特性 5Hz~100kHz/+1、-3dB(Direct mode)
スピーカー適合インピーダンス 4Ωまたは6Ω~16Ω
コンポーネント映像周波数特性 5Hz~100MHz 5Hz~50MHz
映像入力端子 HDMI×4/ D×3 / コンポーネント×3 / S×6 / コンポジット×6 HDMI×3 / D×3 / コンポーネント×3 / S×5 / コンポジット×5
映像出力端子 HDMI×2 / D×1 / コンポーネント×1 / S×2 / コンポジット×2 HDMI×1 / D×1 / コンポーネント×1 / S×2 / コンポジット×2
音声入力端子 デジタル×6(光×3/同軸×3) / アナログ×11(2ch×10/7.1ch×1) デジタル×6(光×3/同軸×3) / アナログ×9(2ch×8/7.1ch×1)
音声出力端子 デジタル×1(光) / アナログ×3(2ch×2/7.1ch×1) デジタル×1(光) / アナログ×3(2ch×2/7.1ch×1)
消費電力 770W 430W
サイズ 435(W) × 194(H) × 458.5(D)mm 435(W) × 174(H) × 377(D)mm
質量 24.3kg 12.7kg