東芝は、IH炊飯ジャーの新モデル「RC-18NY」「RC-10NY」の2機種を発表した。発売は7月1日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格はRC-18NYが3万8,000円前後、RC-10NYが3万5,000円前後。

15分で早炊きしても美味しく炊ける「RC-18NY」

同社では、「真空圧力炊き」「真空炊き」「圧力仕込み」という3シリーズのIH炊飯ジャーのラインナップを展開している。今回発表されたRC-18NY/10NYは「圧力仕込み」シリーズのモデルで、RC-18MY/10MYの後継となる製品。同社のIH炊飯ジャーとしてはエントリークラスということになる。RC-18NYは1.8L炊き(約1合~1升)、RC-10NYが1.0L炊き(約0.5合~5.5合)となっている。

RC-18NY/10NYは、従来機RC-18MY/10MYと同様に、DSIを搭載したモデル。DSIとは、DSP制御されたインバーターのことで、炊飯時の圧力を細かく調節することで、季節にかかわりなく、美味しく米を炊くための機構。圧力は従来機の最高1.2気圧から最高1.4気圧まで上げられており、110°Cの高温で沸騰。15分での早炊きが可能になった(従来機は17分)。また、IHによる高温加熱と、炊きむらを抑える7mm厚の「IH剛熱鍛造厚釜」により、早炊きでも美味しく炊き上がる。また、内側に熱伝導率の高いダイヤモンドチタンコートが施されており、このコーティングは洗米などを行っても剥がれることはない。内釜は3年保証となっている。

炊飯コースは、白米、無洗米、発芽玄米、炊き込み、玄米、おかゆ、早炊き、雑穀米の8種類が用意されている。玄米コースでは、従来モデルよりも10分間短い約58分で、やわらかく炊き上げることが可能だ。また、保温時に、ご飯のべとつきの原因となるつゆの発生を防ぐために、蓋とフランジ部分にヒーターが内蔵されている。

炊飯だけでなく、角煮などの肉料理の下ごしらえや、豆ご飯(赤飯や黒豆ご飯など)パン作りなども可能な調理メニューが搭載されており、幅広く使うことが可能だ。