米NVIDIAは19日(現地時間)、コストパフォーマンスの高さを特徴とするGPU「GeForce 8400 GS」をリテール向けに出荷開始したと発表した。他のGeForce 8シリーズと同様に統合型シェーダアーキテクチャを採用しており、DirectX 10、Shader Model 4.0をサポート。搭載グラフィックスカードの製品価格は約50~55ドルが見込まれる。

GeForce 8400 GSを搭載したグラフィックスカード

バスインタフェースはPCI Express。デジタル出力は1系統のSingle-Link DVIで、HDCP出力もサポートする。高画質化機能のPureVideo HDによる快適なHDビデオ再生を謳っており、ローコストながら高度な映像体験が得られるとされる。

主な仕様は、コアクロックは450MHz、メモリクロックは800MHz(データレート)、シェーダクロックは900MHzで、Streaming Processorは16基。メモリ容量は256MBで、接続バス幅は64bit。メモリの接続バス幅が抑えられている点を除けば、上位モデルのGeForce 8500 GTと同様だ。

日本国内向けでは、MSI、エルザ ジャパン、CFD販売、リードテック ジャパン、XFXらが搭載グラフィックスカードの発売を計画しており、今週中には店頭販売が始まる予定だという。