シイラプロジェクトは19日、WebKitベースのブラウザ「シイラ 2.1」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.4以降。修正BSDライセンス準拠のもと公開されるソースコードのほか、PowerPC/Intel CPU両対応のユニバーサルバイナリが提供される。
シイラ 2.1では、HTMLレンダリングエンジン「WebKit」の最新のコードベースを反映。検索語の強調表示など、11日にパブリックβ版が公開された「Safari 3.0」(オープンソースの部分はWebKitプロジェクトに統合済)の新機能が取り入れられている。なお、Safari 3.0とは異なりWindows版バイナリは提供されていない。
シイラは、HTMLエンジンにオープンソースの「WebKit」を採用したWebブラウザ。弊誌で「ダイナミックObjective-C」を連載中の木下誠氏によりプロジェクトが発足、"Macらしさを損ねずSafariを超える操作性を"とのコンセプトのもと、WebKitをベースに独自機能を追加。ページのサムネイルが付いたタブ「PageDock」、現在開いているタブを画面に並べ選択できる「Tab Expose」など、Safariとの互換性を保ちつつSafariにはない操作性を実現している。