プジョー・ジャポンは、プジョー207シリーズに1.6L DOHCエンジンにターボチャージャーを搭載した3ドアモデル「207GTi」と、2ドアのカブリオレモデル「207CC」を追加、発売を開始した。価格は309万円~344万円。
プジョー207GTiは、昨年まで参戦していたWRC(世界ラリー選手権)などのモータースポーツで培った技術を投入したスポーツモデルで、右ハンドル3ドア4シーターの1グレードのみの設定。ボディカラーはビアンカ・ホワイト、オブシディアン・ブラック、アルミナム・グレー、エーゲ・ブルー、シャーク・グレーの5色が用意される。
エンジンにはPSAプジョー・シトロエンとBMWによる共同開発のターボチャージャー付き1.6L DOHCエンジンとマニュアル5速トランスミッションを搭載し、最高出力は128kW(175PS)、最大トルク240N・km(24.5kgm)を発生する。また、プジョーとしては初めて電動パワーステアリングとESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を搭載した横滑り防止システムSSP(ステアリング・スタビリティープログラム)を採用、ステアリング角度、コーナリング速度、ホイール回転数などの情報からドライバーの意思を超えた危険な姿勢に陥ったと判断された場合に、必要なホイールのみに制動力をかけることで車体姿勢を補正する。その他安全装備として全席3点式シートベルトと、6エアバッグなどを備える。
その他の装備としては、専用大型ヘッドランプ、ボディ同色バンパー&リアスポイラー、205/45R17タイヤと17インチアロイホイール、4シーターフルバケットシート、アルミ製シフトノブ&ペダル、3本スポーク革巻きステアリング、左右独立調整式エアコン、クルーズコントロール、バックソナーなどを備える。
207CCは、約25秒で開閉可能なフルオート電動リトラクタブルルーフを備えたクーペ・カブリオレモデル。右ハンドル2ドアクーペで、ベースモデルの「207CC」、シートとドアとリムにレザーを採用した「207CCレザー」(受注生産)、ダッシュボード上面もレザーとした「207CC Premium」(受注生産)、207CC Premiumをベースに150ps/24.5kgmのターボエンジンを搭載する「207CC GT」の4グレードが用意される。トランスミッションは207CC GTのみ5速MT、そのほかのグレードは4速ATを搭載する。
安全装備は、横滑り防止システムSSP(ステアリング・スタビリティープログラム)、左右フロントエアバッグとサイドエアバッグの計4つ。またセンサーが横転を検知すると瞬時に200mm飛び出すオートマチックロールバーを備えるほか、フロントピラーには強固な補強材が組み込まれ、乗員の生存空間を確保する。その他の装備は、アルミホイール、左右独立調整式オートエアコン、バックソナーなどを備える。